犬のリハビリテーションのスペシャリストを養成します

急速に進む犬の高齢化や犬の健康に対する意識の変化により犬のリハビリテーションの必要性がますます高まる中、不足する犬のリハビリテーションの専門人材を養成するため、これまで当協会で動物看護師向けに実施しておりましたリハビリテーションプラクティショナー認定講座を、広く一般の方が一から学べるカリキュラムに再構築しました。

認定取得者は、動物病院や犬のリハビリテーションセンター、老犬ホーム、トレーニングセンター、保護施設など犬のための様々な施設で、プロのリハビリテーションプラクティショナーとしてスキルに自信を持って施術できるよう、特に実習に力を入れた少人数制の講座により、現場で活かせる技術を身につけることができます。

犬のリハビリテーションは獣医師の診断のもとチームワークの中で適切に行わなければなりません。プロのリハビリテーションプラクティショナーとして、その一員としての役割を果たすために必要な解剖学、機能形態学、バイオメカニクス、適応疾患についても学びます。

また、本講座の特長として、犬がストレスなく能動的にリハビリテーションに参加できるよう、行動学を理解し、身体面だけでなく犬の感情・精神面を重視することにより、その犬が持っている自己治癒力や回復力を最大限に後押しできるリハビリテーションを目指します。

犬のリハビリテーションのために共に必要となる徒手療法及び運動療法を正しい知識のもとで理論に基づいて行なうことはもちろんのこと、充実した実技指導による確かな技術により、有効性の高い施術を自信を持って行なえる優れたプラクティショナーを養成いたします。




IAALPドッグリハビリテーション 認定制度


IAALPドッグリハビリテーションプラクティショナー(I.D.R.P.)

犬のための徒手療法と運動療法を合わせて実施できることで犬のリハビリテーションに専門的に携わることのできる人材を認定します。

認定費用:10,000円(税別)*認定証発行含む
認定方法:①+②+③
① IAALPドッグマッサージセラピスト(I.D.M.T.)認定
② IAALPドッグフィットネストレーナー(I.D.F.T.)認定
③ IAALP 認定会員登録


IAALPドッグマッサージセラピスト(I.D.M.T.)

犬のマッサージセラピストとして活躍されたい方や、犬のリハビリテーションに携わるために必要となる徒手療法を身につけたい方のための認定です。

認定試験:筆記試験90分+ケーススタディ3例提出(うち1例発表)
受験費用:10,000円(税別)
認定費用:10,000円(税別)*認定証発行含む
認定試験受講資格:①+②+③+④
① IAALPドッグリハビリテーションプラクティショナー養成講座「マッサージ」修了
② IAALPシニアドッグホームケア・アドバンスコーススクーリング「マッサージ」終了
③ プレイズタッチfor DOG・アドバイザーズコース終了
④ IAALP 認定会員登録


IAALPドッグフィットネストレーナー(I.D.F.T.)

犬のフィットネストレーナーとして活躍されたい方や、犬のリハビリテーションに携わるために必要となる運動療法を身につけたい方のための認定です。

認定試験:筆記試験90分+ケーススタディ3例提出(うち1例発表)
受験費用:10,000円(税別)
認定費用:10,000円(税別)*認定証発行含む
認定試験受講資格:①+②+③+④
① IAALPドッグリハビリテーションプラクティショナー養成講座「エクササイズ」修了
② IAALPシニアドッグホームケア・アドバンスコーススクーリング「エクササイズ」終了
③ プレイズタッチfor DOG・アドバイザーズコース終了
④ IAALP 認定会員登録


■ 認定までの流れ

IDRPフローチャート2.jpg

■ 認定のためのカリキュラム

IDRPカリキュラムリスト.jpg
*ドッグリハビリテーションプラクティショナー養成講座の受講の際には副教材を別途ご用意いただきます。

■ 認定更新について

技術レベルの維持向上のため2年毎に認定の更新が必要です。

① IAALPドッグマッサージセラピスト(I.D.M.T.)
 認定更新条件:講習3時間+試験3時間(筆記+実技)
 費用:20,000円(税別)*不合格時の再講習試験費用は10,000円(税別)

② IAALPドッグフィットネストレーナー(I.D.F.T.)
 認定更新条件:講習3時間+試験3時間(筆記+実技)
 費用:20,000円(税別)*不合格時の再講習試験費用は10,000円(税別)

③ IAALPドッグリハビリテーションプラクティショナー(I.D.R.P.)
 認定更新条件:①+②




IAALPドッグリハビリテーションプラクティショナー養成講座

<新開講>
ご好評いただき第1期日程は満席となりました。第2期日程が4月5日よりスタートいたします。



Ⅰ.ドッグリハビリテーションプラクティショナー養成講座「概論」

犬のリハビリテーションを適切におこなうために、また獣医師等との連携のためにも必要となる基礎知識を学習します。

【受講時間】
・講義:計12時間(12コマ×60分)*標準受講日数2日間
・セルフスタディー:約50時間(参考学習時間)

【受講費用】
60,000円(税別)*教材費込(テキスト、ホームスタディーワークブック)
⇒ ドッグリハビリテーションプラクティショナー養成講座「概論」「マッサージ」「エクササイズ」の3講座を同時申込の場合、受講費用の合計金額より30,000円割引とさせていただきます。

※別途、ドッグリハビリテーションプラクティショナー養成講座「概論」「マッサージ」「エクササイズ」共通の副教材として
 以下の2冊をご用意いただきます。
・動物理学療法の基礎(著:山田りこ、発行元:インターズー)定価13,200円(税別)
・犬の解剖カラーリングアトラス(発行元:学窓社)定価3,800円(税別)

【その他】
・最少催行人数:2名

【カリキュラム】
1: 犬のリハビリテーションの概論
2: 犬の解剖学1 —骨、筋肉、神経、靭帯、腱、軟骨、筋肉の起始・停止、関節の動き
3: 犬の解剖学2
4: 運動生理学
5: 創傷治癒
6: 廃用と再可動に対して
7: バイオメカニクス
8: アセスメント —歩様観察、行動観察
9: 治療モダリティーについて —徒手療法、運動療法、物理療法、水中療法
10: リハビリテーション適応症 —神経学的疾患
11: リハビリテーション適応症 —整形学的疾患 前肢、後肢
12: 犬の行動学 —ストレス、不安、恐怖心のある犬を理解する


 



Ⅱ.ドッグリハビリテーションプラクティショナー養成講座「マッサージ」

実技指導を最重視し、少人数制の講義により、現場で自信を持って活用できる技術を体感的に身につけることができます。また、犬の骨格や筋肉などの仕組みを正確に理解した上で理論に基づいた適切な徒手療法を行なえるよう、解剖学や機能形態学、バイオメカニクスなどの知識も合わせて学びます。

【受講時間】
・講義:計69時間(46コマ×90分)*標準受講日数12日間
・セルフスタディー:約180時間(参考学習時間、Unit毎にケーススタディーを提出していただきます)
*受講者都合により参加できないUnitは、Unit毎に次回開催時に振替受講可能

【受講費用】
288,000円(税別)*教材費込
⇒ ドッグリハビリテーションプラクティショナー養成講座「概論」「マッサージ」「エクササイズ」の3講座を同時申込の場合、受講費用の合計金額より30,000円割引とさせていただきます。

【備考】
・受講資格:ドッグリハビリテーションプラクティショナー養成講座「概論」修了者
・最少催行人数:2名

【カリキュラム】
■Unit1
1: マッサージ概論
2: マッサージの効果
3: アセスメント
4: マッサージに必要な解剖学
5: ランドマーク(体表面から触れることのできる骨の確認)
6 メンテナンスマッサージテクニック
7: メンテナンスマッサージルーティン1
8: メンテナンスマッサージルーティン2

■Unit2
9: エクササイズ及びスポーツドッグへのマッサージの有効性
10: エクササイズ及びスポーツ種別による筋肉への影響
11: エクササイズ及びスポーツ種別のバイオメカニクス
12: エクササイズ及びスポーツのためのマッサージテクニック
13: エクササイズ及びスポーツ前のマッサージルーティン
14: エクササイズ及びスポーツ後のマッサージルーティン
15: クライアントセッション 準備
16: クライアントセッション リハーサル

■Unit3
17: エクササイズ及びスポーツのためのマッサージ クライアントセッション(1人30分)
18: トリガーポイントマッサージ概論
19: 犬のトリガーポイント1
20: 犬のトリガーポイント2
21: トリガーポイントマッサージテクニック
22: トリガーポイントマッサージ1
23: トリガーポイントマッサージ2
24: トリガーポイントマッサージルーティン1

■Unit4
25: トリガーポイントマッサージルーティン2
26: ストレッチ概論
27: 筋膜、筋肉
28: ストレッチテクニック
29: 関節
30: 関節可動域運動 1
31: 関節可動域運動 2
32: 温熱療法 寒冷療法

■Unit5
33: ストレッチ、関節可動域運動
34: 可動域の計測
35: 筋周囲計測
36: 整形外科的疾患マッサージアプローチ
37: 神経学的疾患マッサージアプローチ
38: ダイエットマッサージアプローチ
39: カルテ作成方法
40: 質疑応答

■Unit6
41: 現場実習 クライアントセッション1
42: 現場実習 クライアントセッション2
43: 現場実習 クライアントセッション3
44: 現場実習 クライアントセッション4
45: 現場実習 クライアントセッション5
46: 現場実習 クライアントセッション6



 



Ⅲ.ドッグリハビリテーションプラクティショナー養成講座「エクササイズ」

様々な犬の状態に合わせた適切な運動療法が行なえるよう、多種多様なモダリティ(方法)についての実習を重視し、現場で活かせる技術を身につけることができます。また、犬がストレスなく能動的にリハビリテーションに参加できるよう、行動学を理解し、身体面だけでなく犬の感情・精神面を重視することにより、その犬が持っている自己治癒力や回復力を最大限に後押しできるリハビリテーションを学びます。

【受講時間】
・講義:計60時間(60分×9コマ、90分×34コマ)*標準受講日数13日間
・セルフスタディー:約180時間(参考学習時間、Unit毎にケーススタディーを提出していただきます)
*受講者都合により参加できないUnitは、Unit毎に次回開催時に振替受講可能

【受講費用】
252,000円(税別)*教材費込
⇒ ドッグリハビリテーションプラクティショナー養成講座「概論」「マッサージ」「エクササイズ」の3講座を同時申込の場合、受講費用の合計金額より30,000円割引とさせていただきます。

【備考】
・受講資格:ドッグリハビリテーションプラクティショナー養成講座「概論」修了者
・最少催行人数:2名

【カリキュラム】
■Unt1 *1コマ60分
1: 運動療法概論
2: バイオメカニクス
3: エモーショナルシグナル
4: 精神、感情、身体 ホリスティックアプローチ
5: 運動療法の目的
6: 運動療法モダリティー1
7: 運動療法モダリティー2
8: ファーストエイド
9: 質疑応答

■Unit2 *以降1コマ90分
10: 歩様観察
11: 運動療法 基本の歩行運動1 リードの使い方
12: ハーネス、補助具の様々な使い方
13: 道具を利用した運動療法1
14: 犬の行動を利用した運動療法
15: オペラント条件法とは

■Unit3
16: 運動療法 基本の歩行運動2
17: オペラント条件法を利用した運動1
18: 徒手でできる運動療法1
19: バランスボールを利用した運動療法1
20: バランスボールを利用した運動療法2
21: 道具を利用した運動療法2

■Unit4
22: バランスボールを利用した運動療法3
23: 犬のモチベーションをあげるには
24: オペラント条件法を利用した運動2
25: 徒手でできる運動療法2
26: オペラント条件法を利用した運動3
27: カルテ作成方法

■Unit5
28: 整形学的疾患プロトコール / 神経学的疾患プロトコール
29: 家族のモチベーション&心のケア
30: 道具を利用した運動療法3
31: 高齢犬への運動療法
32: オペラント条件法を利用した運動4
33: 質疑応答

■Unit6
34: 現場実習 クライアントセッション1
35: 現場実習 クライアントセッション2
36: 現場実習 クライアントセッション3
37: 現場実習 クライアントセッション4
38: 現場実習 クライアントセッション5
39: 現場実習 クライアントセッション6
40: 現場実習 クライアントセッション7
41: 現場実習 クライアントセッション8
42: 現場実習 クライアントセッション9
43: 現場実習 クライアントセッション10


 



Option.オプション講座「ウォーターセラピー(水中療法)」

IAALPドッグリハビリテーションプラクティショナー認定者を対象にしたウォーターセラピー講座の開催を予定しております。

・水中療法概論
・様々な水を使ったモダリティを理解する
・水中トレッドミル
・プール療法
・リラックスを目的としたモダリティ(方法)
・ダイエットを目的としたモダリティ(方法)
・フィットネスを目的としたモダリティ(方法)
・健康維持を目的としたモダリティ(方法)
・リハビリテーションを目的とした水中療法
・温存療法としての水中療法


山田りこ プロフィール
0610_DSC0050.jpgアメリカにて犬のリハビリテーションの理論と技術を習得し、日本に導入した第一人者。
テネシー大学ケーナインリハビリテーション認定プログラム獣医師コース修了。テネシー大学Veterinary Medical Center(動物病院)リハビリテーション科にて臨床エクスターンシップを受講。
大学や専門学校、動物病院での指導のほか、数多くのメディア、動物関連雑誌、獣医療関連誌の執筆、講演等の活動を行なっている。また、動物病院や宿泊施設等における犬のリハビリテーションやドッグウェルネスについての監修も行なう。

一般社団法人アニマルライフパートナーズ協会 代表
財団法人 動物臨床医学会 理学療法分科会 委員

山田りこ プロフィール詳細LinkIcon

関連出版物

名称未設定-1.jpg

動物理学療法の基礎
著・山田りこ
(発行元:インターズー)

EPSON002.JPG

SURGEON 109
Vol.19 No.1 2015
「理学療法としての徒手療法・運動療法」
山田りこ、多川政弘
(発行元:インターズー)

EPSON001.JPG

SURGEON 114
Vol.19 No.6 2015
「高齢動物の運動管理」
多川政弘、山田りこ、川村知美
(発行元:インターズー)